曲の栽培/刈り入れ

曲の栽培/刈り入れ

曲をどうやって作っているのか、よく聞かれます。
人やTPO、その時の体調によって答え方が全然違うんやけど
その答え方が異常に失礼に思えてきたので
ここに書いてほっとさせてください(笑)。


私は思いついてから紙に書くまでに、かなり時間がかかります(数週間〜数カ月)。
まず、忘れないくらい気に入ってるか、書かないことで確認です。
書いとかないと呑んだ翌日忘れるくらいの曲は、その時点でボツです。

次に書いてみて、めんどくさくなったらそこでボツです。
最後までかけたら、展開を付けてどんどんいじっていきます。
ここでうまくいかんならボツです。

ここまでうまくいったら、ひたすら歌ってみます。
歌ってつまらんならボツです。

無駄がとれてきたら、ここから一人とバンドで変わってきます。

一人だとお客さんに聞いてもらって、反応を確認します。これは怖い
バンドは、メンバーに歌って聞かせて顔色をみます(笑)。
これもこれで、すごく時間かかってるのに「○○に似とる」とか言われるのが怖い。
言われたら「あははそうね」とかいって、その場ですぐボツです。
たまに、上記の労をメンバーにねぎらって欲しいと思う時があります(笑)。


人前で披露できるものかどうかの心配だけで、自信はいつもないです。
次に呼んでもらえる、演奏をお願いして快諾してもらえることだけが
唯一の確認かもしれません。


なんか一生懸命かいたけど、読み直すと寒々とした作業ですね。
もっと合理的でハートウォーミングなやり方がいっぱいあると思います。
まあ、記録として  これ、コラムのボリュームになってしまいました。





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