演奏でマメ作ったのめちゃ久しぶり

演奏でマメ作ったのめちゃ久しぶり

小さなお休みをもらい、福岡で演奏したかったので
takeda2000GTにだめもとで連絡してみたら
とっても元気だった
たくさんやろうと話して色々連絡してみたら
なんと1日に4店舗で演奏させて頂ける事に
自分がお店の人だったら、そこそこ1週間前に素人のおっさんから営業時間中に演奏させてって連絡きたらしぶってしまうと思う
つくづく皆さんの御好意の上に演奏が成り立っていることを痛感した

takeda2000GTとはかれこれ10年来の付き合いになる
バンド一辺倒だった自分に生演奏の楽しさを教えてくれたのもこの人
初体験は確か久留米のカフェ
自意識過剰な私は演奏中もおしゃべりを楽しむ雰囲気になじめず
「もう絶対せん!」とかいいながらぷりぷり帰った記憶がある
今考えると非常に申し訳ないし、何様だったんだろうかと可笑しくなる
今はどこででも歌わせてもらえれば幸せ
そんな事より色んなところで演奏して、自分独自の空間や雰囲気がつくれるか
それがお客さんの印象に残るかどうかの方に興味深々だ

今回は以前takeda2000GTと二人でやってたユニット「ハイライトセブン」の名で動くことにした。
カラオケ屋で小一時間合わせて戦闘開始

1回目はcafe&bar gigiさん、今年度大変御世話になっている
毎回ほぼ飛び入りのように演奏させて頂いているのに、
毎回当たり前のように演奏させてくれる
まずは丁寧に演奏、お客さんともよくお話出来た
何も食べてなかったが、かすてらを頂いてしまった、むしゃ食い

2回目はNOIS/NOIZさん、スナックを改装したようなイカした雰囲気のバー
最初お客さん0で演奏開始したところ、ちょっとしてからみんな来てくれた
嬉しいかぎり やっぱり聞いてくれる人がいないと演奏はつまらない
お店の雰囲気が体にしみ込み、ややしっとりした演奏に
セックスや気違い、デリヘル、馬鹿といった言葉を普通に歌詞に使っているが(よってラジオやテレビでの演奏は悲しいかな不完全燃焼のところがある)、お店の雰囲気がいかしてるからなじむ
デリヘルって一言歌っただけでその後相当嫌そうに演奏聞いてくれるお客さんもいるが
他に言葉がないから仕方がない
普段の生活ならいくらでも讓るところだが、こればっかりは仕方がないんです
楽しげなみんなとウイスキーをつまみにビールを呑みたかったが、ぐっと我慢して次へ

3回目はTHRUSH CAFEさん、おしゃれで食事も大変美味しいお店
週末の遅い夕食とおしゃべりを楽しむお客さんでまんぱい
明らかに演奏なくてよさそう、でもやります!
聞いてくれてる人、邪魔そうな人、さまざま
こういうシチュエーションの時はじめて、自分が演奏が好きでやってるのかどうかが分かる
私が嬉々としてデリヘルに関する楽曲を歌っていたら、合奏しているtakeda2000GTが笑っていた
お客さんには申し訳ないが、がさがさしてて芳醇な時間
お店の評判にも関わりかねないのに演奏させて下さったスタッフの皆さん
本当にありがとうございます!

途中お腹が減ったので二人でおにぎりを1個ずつ買って歩きながら食べた
下校かい!と突っ込みたいところだが
10年たってもちょこっと練習してがっと一緒に演奏できるこの感じが
いとおしくてしょうがなかった

4回目はCAFE SONESさん
この頃には指にはギターマメができ、のどはカラカラ
アドリブも思いつかない有様だったが、まだ演奏したかった
1回目から観にきてくれてる人、久留米から仕事終わって来てくれた人、以前やってたスリーセブンというバンドのCDを持ってきてくれた人、明日野外イベントを控えたスカロケッツのイマムラさん、スリーセブンのタイコのりょうちゃん
みんな書くのは無理だけど、たくさんの濃い皆さんが遊びに来てくれた
久しぶりのsonesの壁から反響する音に、頭がジーンとなった
かっこよく見せようなんて気持ち0%で演奏できた そんな余裕もないし
アンコールも頂いたが、もう演奏する曲なかった 完全燃焼

帰りに焼肉で打ち上げの予定だったが、もうへろへろだった
ヒゲ面の二人が夜中のファミレスでお金を数えている
はたからみればなんだか怪しい光景だが、とても楽しい

私にとって大事なことは、歌で直接楽しい、悲しい、頑張れを歌い伝えることではない気がする
小さい頃からどこ行っても変わり者、今でもそれは変わってない
てか、友達もそんなやつばっか
でも前を向いて歩く、謝れと言われれば謝るし、並んで歩けと言われれば並んで歩く
もちろんスキップで
そんな自分だから表現できる雰囲気があるんじゃないかとずーっと思ってる
それをみて、心が動く人がいてくれれればいいなと思う
かつて自分がそうであったように

蜜月の後、そのまま無理やり熊本に帰った
血尿が出て、笑った 久しぶりにみたから
また翌朝から何事もなかった顔で生活に戻る
戻れば出来損ないの若造、小突かれながらスキップで24時間を跳ね回る
またみんなと一緒に演奏したいし、いい曲が作りたいから
やりたくないことやってる暇がない


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