はかない初夏だった

はかない初夏だった

昼はもう、夏の日差しに
心の恋人、太田友紀ちゃんが二日市に来るってんでお邪魔さしてもらうことに
電話1本であらかたが決まる、
小池アミーゴさん、zerikichiさん、プルミエカフェのスタッフの皆さんの器に感謝

二日市は学生以来 プルミエカフェはこじんまりとして素敵なお店やった
みんなが楽しげにお弁当を作る横でゆっくりと過ごす
全員集合したところで外へ散歩にでかけた

でっかい公園のでっかい芝生でみんなでお弁当を食べる
徐々に日がおち、ゆっくりと、唐突に、ゆきちゃんの演奏が始まった

外の空気に溶けるような唄、でも色がみえそうなくらい鮮やか
演奏に背を向け、音をたどりながら夕暮れを眺める幸せ
5年後、あるいは10年後、俺はこの人達とどういるのだろうか
しばらく会わなくっても会ったときに「よっ」と挨拶できる
なによりもこんな関係を大事にしたい

tinpeiは自然が似合わず わはは!
歌ってる間に夜になり、ホタルが舞い始めた
子供の声 虫の音 蚊取り線香のにおい 草木のにおい
夜はおもいおもいに深さをましていく

終わってみんなで片付けして歩いて帰る
急がない夜の散歩 色んな話をする
なんだかキャンプに来たようなこそばゆさ
ついつい身の上話なんか聞いちゃったりしちゃったり
日々の喧騒にまぎれて忘れてしまってる大事なことは 確かにある

帰ればいつもの怒涛の毎日が待ってる
もう今日みたいにゆっくり話するヒマないくらい
でもそれでいい はかないくらいがちょうどいい
土のにおいがやけに切ない夜


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