おいっす!まだやってるよ

おいっす!まだやってるよ

秋も終盤
昼あっついのに夜めっちゃ寒い
かめむし号の後部座席をフラットにして寝床を作り
久留米へ

今回は母校の大学の学園祭で演奏する機会を頂いた
福岡の歌い手、asamiちゃんと二人でポップスを唄う
会場は体育館で、200〜300人くらい入りそう
最前列には、欽ちゃんの仮装大賞みたいに教授陣の席がずらーっと…
聞いてないよ!これ!
学生時代単位落としそうになった事を思い出し
口の中がにがーくなったわ
PAさんも学生時代に死ぬほどお世話になった方々で
再会を喜んでくださって、泣きそうなくらい嬉しかった
控え室の廊下には現役軽音楽部員がズラリ出迎えてくれて
あぁ、なんだか軽音楽部も垢抜けたなぁ
私が入部した頃はおたくでガラ悪い、みたいなすんごい雰囲気だったんだけどな

控え室で部員さんと色々話す
年が私と8つくらい違うのを聞いて
asami嬢と、「うわ、俺たち年食ったなー!」
久留米は夜のバイトが楽しいことと、PAさんと仲良くしたがいいよって話を
わはは!先輩きどり!

懐かしい体育館でじわっと唄う
お客さんも途中から手拍子なんかもくれて
200人くらいはかるくいそうだから、拍手も凄まじい
ステージにはたった二人、マイクが2本だけ
いいね!理想のカタチやなぁ
夜を満喫してください、学祭でイー恋をして下さい、のMCに
学生さん達がたくさんの拍手を
教授達の苦い顔が痛快だった
みんな卒業したら奴隷のように働かされるんや
体壊すまで遊べー!まずはバイトやー!
かなりの人たちが最後まで聞いてくれて
最後には花束まで頂いた
なんだか卒業式のような、こそばゆい空間

みんなにお礼を言って町にでると
いつもの仲間といつものように出会う
近所のイベントに遊びにいって飛び入りさせてもらったり
飲み屋さんを3件ハシゴして、その間ひっきりなしに人が入れ替わる
さばさばしたいつもの雰囲気、きもちいいなぁ
かめむし号の寝床にもぐりこむ頃には
空が明るくなっていた

後輩のみんなに
「tinpeiごときがフラフラ演奏続けてるんやから、続けよっと」
と思ってもらえたら嬉しいな、と思う
深く考えるのはたまーにでいい
楽しむことを上手になるために頑張る
楽しむことが上手な人は楽しい

学生時代に寄付した品々を部室の中に懐かしくみつめて
声をかけてみた
「おいっす!まだやってるよ」


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