tinpeiはまだまだ1ステージ100円くらいだ

tinpeiはまだまだ1ステージ100円くらいだ

06'3/12(sun)@private lodge
「シガキマサキの黄昏てトゥナイトVol.3熊本編」

前日のアルコールを鼻から噴出しながら博多から熊本へ
仕事してうんこしてすぐリハ

なんだなんだ、この雰囲気
じわっと無視できない緊張感がほっこりcafe内に充満している
思えば「へへシガキさーんちょっと歌わして下さいよーへへ」的な
まったくもって腹立たしいシロート893なお願いのしかたをしてたので
自分が非常に恥ずかしくなった
忘れてた緊張感
たったステージの数だけ鍛えられた演奏
スタッフやお客さんへの独特の気配り
外で一服して、すぐに演奏の構想を組み立てなおす

本番前にシガキマサキさん、谷口 崇さんのサウンドシステムをちら見
そして目からウロコ
機材じゃないね、ウデだウデ!
なんであんな音すんの!?
私の機材箱ん中にも、カールの食いカスくらいしか入っていないが
おふたりのの中にはほんとに必要なもんだけ
カールの食いカスはほんとに必要ないことがよく分かった

顔は涼しげに、心はぶっるぶるに震えながら本番
お客さん優しい
野次なし 器物破損なし ずっと喋ってる外人なし 退屈してる子供ちゃんなし
手拍子あり
「卒業写真」を自分の曲かのごとく熱唱してすたこら退散
おかたしてすぐ変な衣装着たお客さんになる

しかし不思議だ
jazzやblues、なにかしらのジャンルが特にお好きな方は
それらの特性に特化した演奏以外は好まない方が多い
シガキさんや谷口さんのような、シンガーソングライターといわれる方々の演奏には
色んなジャンルのエッセンスがつまってる
それはダメなんだろうか
毎日うな丼は飽きないか?

谷口さんは詩と歌と演奏がそれぞれざっくり引き立った人だ
真似のしようがない個性の持ち主だ
初めて生演奏を聴いたが、ほんとびっくりした
御本人はいたって普通に3つの才を奏でる

シガキさんのステージには安心感がある
キャッチーなメロディーに優しい詩
お客さんへの気配りもかかさない
お金を払いたくなるステージだし、人柄のよさも演奏にでてる感じ

終わって打ち上げ
笑い話からウラ事情、真面目な(?)音楽談義まで盛りだくさん
この人たちはこの緊張と緩和を
全国津々浦々で気が遠くなるほど繰り返しているのだろう
たくさんのアドバイスと貴重な情報を頂いて帰宅
いつだって素敵なお客さんや素敵なミュージシャンにヒントをもらって
演奏行脚は続く


シガキマサキさん http://sigaki.mond.jp/

谷口 崇さん http://www.takashitaniguchi.net/

                        photo by saleoさん






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