ひと→なんか→ひと
先日、熊本のequipment floorさんで演奏させてもらった
ariさんがこられたので、その前座
ariさんが用意されてる時に
他の用事を済ませて外でたばこ吸ってた
でもなんだか心地よい音がするので
お店に入ってariさんのリハを聴いた
心地よかった
色々な歌い手さんと御一緒させてもらってきたので
良くも悪くもスレてしまったところのある私は
リハ前後はあまり喋らず
出来るだけニコニコして出来るだけ効率よくリハを済ませて
出来るだけ早くひっこむ、という何だかよく分からない癖がついてる
それは往々にして他の歌い手さんに悪い印象を与えることもあるようだが
ariさんはトツトツと音を作っていた
本番が楽しみだった
椅子に座ってお客さんにビールをいただき
とっつきやすい曲を控えてどろっとした演奏をした
おなかから歌って、終わっていそいそと片付けをしていたら
同行されていたamigosさんから面と向かって褒めてもらった
嬉しかった
ariさんの演奏が始まった
息をひそめる静けさではなく、原っぱに佇む静けさ
いつものお店に漂う原っぱの静けさ
そう感じた
ariさんのステージは、週末のベランダのＦＭみたいだ
何気ない洗濯物が絵画のようにみえて
喧騒が遠くに聞こえる
吸いかけのタバコにまた火をつけて
読み損ねていた本を開いたとたん 演奏が終わった
ariさんもしかり amigosさんもしかり
伝える気持ちの強いひとの表現は強い
それは理屈なんて関係ない、しなやかな強さだ
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