いちにのさん どーん!

いちにのさん どーん!

お友達の個展に行ってきた。
写真の個展。
皆さん仕事の合間に用意をされて、熊本の小さな美術館であった。
誘ってくれた子は、大学時代から写真を撮ってくれてた恩人だけど
お酒がめちゃ強いのでよく一緒に呑んだ。
私はいい調子で「やりたいことはやるとー!」なんてエラソーなこと言ってたが
その子は写真と歌がやりたいと言ってた気がする。
私はそういうのにすんごくデリカシーがなくて
「ん、んならやったらいいやん」て
したらしばらくたって、ほんとに両方やっちゃった
びっくりすんね

たくさんの写真が展示してあって
手作りのクッキーが配られて演奏がはじまった。
みんなお行儀よく聞いている。
まるでお父さんみたいに写真を撮りながら
いい空間だなぁと思った。

たとえ時間がかかっても、好きなことをしてるひとは素敵だ。
んな人って、きっついスケジュールの中やなことが重なっても笑ってる気がする。
クオリティーとか評価とか、そんなんヒマなときに考えて
とりあえずやってみるってのもいいんじゃないか。
ダメだったらやめりゃいいし
もとをたどれば、大体自分の気持ち次第ってとこに帰ってくる。
そうはいっても好きなことを続けるのはしんどいこともあると思う。
それを知ってるひとと呑む酒はんまい

焼き鳥屋でアタマ突き合わせて言う
「したいことがあるっちゃん」
私はやっぱりこう答える
「ん、んならやったらいいやん」
はたからみたらおばか丸出しかもしれんけど
いつになってもそういう話ができるのって
私はいーと思う
やっぱり肝心なのはいちにのさんでどーんだ












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